「サウナ」の効果や正しい入り方・入浴方法についてご説明します。
サウナとは?
温泉や銭湯に行った際の楽しみの一つにサウナがあります。サウナ(Sauna)とは、遠赤外や蒸気などで高温になった室内(サウナルーム)に入り、体を温め発汗する温浴法です。 別名「蒸し風呂」とも呼ばれます。サウナはフィンランド発祥とされていますが、日本では1964年の東京オリンピック以降に普及したといわれています。現在はでは世界各国でサウナブームが起こるなど大変人気になっており、「国際サウナ会議」が4年に一度開催されています。 80℃以上の高温のサウナ室でじっくり汗をかくことで、爽快感や心身のリフレッシュができるため日本でも人気の施設となっており、近年はコロナ禍の影響もあってか個室サウナもブームとなっています。
サウナの正しい入浴方法
サウナにも効果的な入り方があります。サウナを楽しむための正しい入浴方法のご案内いたします。-
まずは体を洗っておきます。
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次にお風呂に入って体を温めてます。
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サウナに入る前に体の水気をはらっておく。サウナ前に体についた水分を拭いておくと、発汗効果が高まり、より汗が出やすくなります。
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いざ、サウナルームへ!サウナ室には5分から~10分ぐらいを目安に入ります。我慢大会ではないので、くれぐれも無理はしないようにしましょう。 体調が悪くなったら場合はすぐにサウナ室から出ましょう。
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一旦サウナルームから出て、シャワーなどで汗を流します。一旦サウナルームから出たら、シャワーや掛け湯などでかいた汗を流しましょう。 サウナから出てそのまま水風呂や湯船にドボンは御法度なんです。
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水風呂へ汗を流したら水風呂に入って体をクールダウン。 水風呂が苦手な方もいらっしゃると思いますので、その場合は無理せず、低い温度のシャワーなどでも大丈夫です。水風呂の中では動かずにじっとしているのポイントです。
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デッキチェアなどに座って外気浴や休憩水風呂の後は、少し休憩時間を取ります。露天の椅子などに座って外気浴をすることがおすすめです。水分の補給もしっかりとしてくださいね。
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再度サウナルームへ
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4~7のサウナと水風呂→外気浴・休憩のセットを繰り返すこの【サウナ】→【水風呂】→【外気浴・休憩】のセットを繰り返すことで、独特の脳の爽快なトランス状態(恍惚状態)、いわゆる「ととのう」「ととのった」状態を体感しやすくなります。サウナ室にいる時間は人によって差がありますが、10分×3セットやや15分→10分→5分とセットごとに短くするパターンになどがあります。自分に合ったととのい易いパターンを見つけてみるのおすすめです。
サウナ室は場所によって温度が違う
サウナ室の温度はどこに座っても同じ!と思いがちですが、実はサウナ室の座る場所によって熱さが大きく違います。
熱は高いところに集まるので、上に行くほど温度は高くなります。よって最上段でヒーターの正面位置あたりは温度が90℃~100℃前後となり最も熱い席になります。
サウナ初心者の方は温度が80℃前後となる下段に座るのがおすすめです。
ロウリュウサウナの場合は、湯気が上から横に流れるので、ストーブ横の上段が最も熱くなります。
サウナの目安時間
サウナに入っている時間は「10分くらい」「5分ぐらい」と最初から決めがちです。たしかに人にっよって最適なサウナ時間は異なります。よりベストな入浴時間は、脈が平常時の2倍になったら出るのが安全です。 また手や顔のほてりで温まったかどうかを判断するのではなく、背中の真ん中あたりや脊髄の温まりを意識するといいです。自分の体調と向き合いながら無理せずサウナを楽しみましょう。
サウナと水風呂
サウナと言えば、サウナ後の水風呂も醍醐味の一つとなります。熱くなった体を水風呂で冷やすことで独特の爽快感が得られサウナ愛好家たちに人気です。サウナ後の水風呂はだいたい14℃前後が最適とされています。サウナで温まったカラダを水風呂で引き締めて、保温やととのいに導きましょう。
★サウナから出てそのまま水風呂や湯船に直行は御法度です! サウナルームから出たら、シャワーやかけ湯等でサウナでかいた汗を洗い流してから水風呂につかりましょうね。
≪ 参考リンク ≫
» 【水春ブログ】水春でサウナを楽しもう!サウナで至極の「ととのう!」体験
サウナで新型コロナウイルスは消える?
「サウナは密室だけど新型コロナウイルスの感染は大丈夫?」「サウナの温度で新型コロナウイルスは死ぬの?」といった疑問をお持ちの方は多いと思われます。 誤解がいないように、最初に述べておきますと、サウナで新型コロナウイルスが消えるとは実証されていません。したがってサウナでのコロナウイルスへの感染リスクは0ではありません。 ではサウナ利用は控えたほうがいいか?というとそうでもありません。 サウナ室のような高温多湿の場所では、特別に高温に強いウイルスではない限り、一般的にはウイルスの生存期間が縮まるとされています。風邪は流行るのは冬の感想した時期が多いのもそのためです。 また、ウイルスは80℃以上の高温に15分間晒されるとほぼ死滅するとも言われています。なので、サウナ室内の高温はウイルスにとってかなり活動しにくい環境であることは間違いありません。 さらに、公衆が利用するサウナ施設では、マスクなどの感染対策も実施するのが通常ですし、サウナ室内での温度上昇により体の免疫力も強まると考えられます。 以上からの結論としては、きっちりマスクを着用してサウナ室を利用する限りは、ウイルスへの感染のリスクはかなり抑えられていると考えることができます。
サウナ用語「ととのう」とは?
サウナの効果としては脳の爽快感や心身のリフレッシュ効果があります。 そして、「サウナー」ことサウナ愛好家たちの間では、「ととのう」という言葉がよく使用されます。この「ととのう」とは、サウナによる状態を表す言葉なのですが、サウナによる体の温めと水風呂での体のクールダウンの繰り返しにより、心身共に非常に調子がいいと感じられる体の状態のことをいいます。 脳がすっきりして体が軽くなり、感覚がリセットされたように感じる人もいるようで、サウナの醍醐味ともなっています。ちなみに11月11日は、「ととのいの日」となっています。
サウナ「ととのう」の7つの効果
効果1 疲労感がとれる
サウナに入ることで強制的に思考を停止させられるため、脳がすっきりし、疲労感を防ぐことができます。また集中のスイッチが切り替わりやすくなるなどの効果がみられます。
効果2 決断力と集中力・ひらめき力が上がる
脳の働きを調べるMEGという機器を用いたとある実験では、サウナに入った後は脳波が正常化することが報告されています。 これは認知機能や集中力の向上につながるといえます。
※MEG(Magneto-Encephalo-Graphy)とは、脳内に発生する磁場の変化から脳の機能状態を解析する脳磁図記録と呼ばれる検査方法です。
効果3 感情をコントロールしやすくなる
サウナで人体を極限状態に置くことで自律神経が刺激され鍛えられていき、それにより日常生活でも交感神経と副交感神経の切り替えがスムーズに行われるようになります。 結果体調が改善し、メンタルが安定しやすくなるといわれています。
効果4 質のいい睡眠が得られる
サウナに入ると短時間で深い睡眠を得られるようになることに加え、日中の眠気も防げるという研究結果があります。
効果5 感覚が敏感になる
脳の頭頂葉の一部が活性化することで、味覚や触覚、嗅覚などの五感が敏感になります。食事も自然と薄味のものを好んで食べるようになり、自ずと健康的な食事になるので体にも良いとされます。
効果6 肩こり・腰痛・眼精疲労が和らぐ
サウナの温熱効果により凝り固まった筋肉がやわらぎ血流が増加することで、肉体を疲労させる物質を運び去りスッキリさせてくれます。 また、万病の元とされる炎症が減り、活性酸素が減少することも報告されています。
効果7 肌がきれいに・やせやすい体質に
サウナで汗をかいたり血流が促進されたりすることでお肌の保湿効果が高まったり新陳代謝が促進され、お肌の調子が整います。 また、甲状腺ホルモンが増加するので代謝が上がり、大量の汗をかくことで体の水分や不要な塩分も減らすことができるのでやせ体質になり、むくみをとることもできます。
※参考文献:加藤容崇 著「医者が教えるサウナの教科書」
サウナとロウリュ
ロウリュ(ロウリュウ)とは?
「ロウリュウ(ロウリュ)」とは、サウナ石など熱源にアロマ水を注ぎ熱の蒸気を発生させ、その蒸気を団扇で仰ぐことでカラダに熱風(熱波)を吹き付け発汗を促進するフィンランド発祥のサウナ入浴法です。蒸気による高温のサウナ効果と爽快感を得ることができます。
セルフロウリュ
サウナ室内で熱せられたサウナストーンに自分で水をかけ、蒸気による高温を楽しむロウリュです。個室サウナなど一人で楽しめるサウナ室などに設置されています。
オートロウリュ
定期的に高温になったサウナストーンにアロマ水や水が自動でかかり、高温な蒸気をサウナ室に充満させてロウリュを楽しめるシステムです。関西にある水春ではいち早くサウナ室にオートロウリ設備を導入しました。
個室サウナ
サウナは共用で利用されることが多い施設ですが、コロナ禍の影響もあり一人または仲間だけでサウナを楽しめる個室サウナ・プライベートサウナが増えてきています。個室サウナでは、他人を気にすることなくじっくりとサウナに集中して楽しめるため、サウナ―の方はもちろん、自分だけのリラックス時間を過ごしたい方々などから人気となっています。
京都にあるSPA&HOTEL水春 松井山手では、ホテル施設内に個室サウナを導入して話題となっています。
サウナ用語
サウナ好きの間で使われる「サウナ用語」を一部紹介します。これからサウナを満喫したい方は必見です!
- ■サ活
- “サウナ活動”の略語。女性のサウナ好きのことを「サ活女子」などと呼ぶこともあります。
- ■サウナー
- サウナを日常的に楽しんでいる人のこと。
- ■ととのう(整う)
- サウナでの体の温めと水風呂での体のクールダウンの繰り返しにより、心身共に非常に調子がいいと感じられる体の状態のこと。
- ■羽衣
- サウナ後に水風呂へ入った際に、自分の皮膚表面と冷水の間に温かい温度の層が発生する現象のこと。
- ■サ飯
- サウナ後に食べるご飯のこと。
- ■サウナハット
- サウナでかぶる専用の帽子です。サウナ室では高い位置ほど温度が高いため、頭を高温から保護する効果があります。
→ 「サウナハットのすすめ!」の記事はこちら - ■サウナの日
- 3月7日が「サウナの日」として記念日登録がされています。
サウナについてよくあるご質問
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サウナで痩せますか?サウナで痩せるという効果は残念ながら実証されていません。ただし、サウナには体の新陳代謝を高める効果があるため、脂肪を燃焼しやすい体への体質改善が期待できます。
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サウナは、男女混浴ですか?サウナルームは、通常銭湯の男女各浴場内に設置されています。そのため、サウナは男女別の場合が多いです。
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眼鏡をかけたままサウナに入ってもいいのでしょうか?サウナ室内は高温のため、眼鏡のレンズのコーティングを痛める可能性があります。そのため、サウナ室に入る際は眼鏡をはずしておく方が良いといえます。はサウナ用に痛めてもよいお風呂・サウナ用メガネを使っている方もいます。
サウナの注意事項
・サウナ室は多くの人が利用する公共の場ですので、マナーを守りましょう。
・濡れタオルを絞る、汗をとばす、大声で話す、横になるなど、他人の迷惑となる行為は慎みましょう。
・飲酒後のサウナ利用は危険ですので、おやめください。
・サウナ室のドアの開閉はサウナ室内の温度が下がるため素早く行いましょう。
・サウナ室内は込み合うことが多いので、移動の際は、周囲の方に気遣いましょう。みんなで気持ちよくサウナです。
関西のサウナおすすめ施設、水春
関西にある温泉施設の水春(すいしゅん)では、全店に高温の本格的サウナをご用意しております。またほとんどの店舗に蒸気型の漢方薬草塩サウナ(蒸気・スチームサウナ)もございます。 さらにオートロウリュやロウリュサービスの実施などサウナ好きの方や最近人気のサ活(サウナ活動)をされている方も十分にご満足いただけるサウナをご用意しています。
サウナを楽しみたいなら、 「天然温泉 水春」の各店舗のサウナをおすすめ致します。
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